当クリニックの耳垂裂治療の特徴
耳垂裂(じすいれつ)とは、何らかの原因によって耳たぶが裂けてしまった状態を呼びます。先天性なものもありますが、後天性の耳垂裂でもっとも多いものがピアス穴のトラブルによるものです。他にも外傷により裂けてしまう場合もあります。ピアスによる耳垂裂を治療せずに放置した場合自然に治癒することは基本的にないので、改善を希望される場合は治療が必要となります。
当クリニックの耳垂裂治療の特徴
- 経験を積んだドクターによる施術
- 丁寧なカウンセリング
- 繊細な縫合技術による美しい仕上がり
- 術後の疼痛を抑えるための麻酔技術
- 待合からカウンセリング室、施術室まですべて個室対応
治療方法
耳垂裂の治療方法は大きく分けて以下の3つになります。 状態に応じて適切な方法を選択します。
直線法
耳垂裂、切れ耳、ピアス穴の裂けた部分に沿って、皮膚を切り取って縫い合わせていきます。>特長として、切除する耳の面積が小さいため、左右で耳たぶの大きさに差が出にくいです。
簡単な方法なので研修中の医師でもできる方法ですが、縫い合わせた部分のひきつれが起こりやすく、当院ではあまり行いません。
Z型形成術
線状の傷による引きつれなどがある場合、多く用いられる手術法です。
傷口の両わきに、切込みを入れて、アルファベットのZの形の傷口を作り縫い合わせていきます。
W型形成術
耳たぶの縁の部分にW字型(実際にはV字型)の傷を作ります。
傷を切り取り、残ったジグザグとした傷を丁寧に縫い合わせます。
手技はやや煩雑となりますが、傷によるゆがみが目立ちにくいのが特徴です。
治療の流れ
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- 耳垂裂手術は次のような流れで行います。
診察・カウンセリング
- 治療方法や術後の経過などについて詳しくご説明します。
- 気になる点、不安な点などについても丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
施術
局所麻酔での手術が可能なケースがほとんどのため、日帰り手術が可能です。最も多いピアスによる耳垂裂の場合、手術の所要時間は片耳30分から1時間程度です。
経過観察
抜糸は、手術の1週間後を目安に行っています。状態により前後しますが、翌日から遅くとも5日後にはガーゼをとって、シャワーやシャンプーが可能になります。
治療の特徴
施術時間 | 1時間前後 |
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ダウンタイム | 腫れ:一週間程度で8割方落ち着きます。 内出血:出ない方も多いですが、出た場合は2〜3週間程度引くまで時間を要します。 違和感:個人差がありますが二週間前後で治っていくことがほとんどです。 傷跡:抜糸後は赤みがありますが、半年〜1年かけて目立ちにくくなっていきます。 |
リスク・副作用 | 腫れ、内出血、感染、肥厚性瘢痕、ケロイド、傷のひきつれ、左右差、血腫、違和感など |
来院の目安 | 1週間後に抜糸を行います。その後1ヶ月目前後で再度経過観察を行います。モニターの方は3ヶ月後にもご来院いただきます。 |
注意事項 | シャワー:当日は不可。翌日から可。 入浴:1週間後から可 激しいスポーツやサウナなど:1ヶ月後から可 |
料金
耳垂裂 | 正規料金 ¥121,000(税込) モニター料金 ¥99,000(税込) |
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局所麻酔代、痛み止め等の処方薬代を含みます。
よくある質問
以下の質問以外でもご不明点があれば、お気軽にお申し付けください。
手術にかかる時間はどれくらいですか?
手術は片耳およそ30分~1時間程度で終了します。
手術後の腫れはどれくらいで消えますか?
術後の大きな腫れは、1週間程度で引きます。むくみが1か月以上持続することがありますが、見た目ではあまり気にならないことが多いです。
耳垂裂の手術の後に、再びピアスの穴をあけることはできますか?
医師の診察次第ですが、基本的に可能です。術後3か月以上経過して創部に問題がなければピアスの装着が可能になることが多いです。