婦人科形成

女性器のお悩みの中でも一番多いのは小陰唇についてです。女性器の形や色に関しては、人ごとに違うといっていいほど千差万別でこれが正しい形というものがありません。それだけによけい「左右の大きさが違う」「形が違う」「色が濃くなってきた」など、外見的なコンプレックスをもっている方もいらっしゃいます。
小陰唇が大きいために下着や衣服と擦れて痛みを感じる方も多くいらっしゃいます。衛生面を気にして治療を受けられる方も増えていて、施術を受ける方が年々増えています。
心と体の不快感を改善することができる、非常に満足度の高い治療です。

経膣分娩で会陰部が引き延ばされた際に、大陰唇・小陰唇も影響を受けて引き延ばされます。
大陰唇が伸びての会陰部側にたるんで余った状態の皮膚を会陰部贅皮（えいんぶぜいひ）といいます。経膣分娩以外でも急に痩せたような場合に見られることがあります。
会陰部贅皮は余った部分がシワシワになり、色素沈着を起こして黒ずんでしまうこともあるため、見た目を気になさる方もいます。重症になると男性の陰嚢の皮膚のようにたるむこともあります。
会陰部贅皮切除術で切除することで、見た目を改善することができます。

乳輪の大きさで悩んでいる方は実は多くいらっしゃいます。生まれつき乳輪が大きい、授乳をしたら乳輪が大きくなってしまったなど、原因はさまざまです。
丁寧な縫合を行うことで比較的、傷も目立ちにくく仕上げることができます。

当院では原則的に傷が目立ちにくい乳頭基部（内側）での切開を推奨しています。
乳輪周囲（外側）での切開は変化を大きく出すことはできますが、傷跡の目立ちやすさや乳輪の外側の淡いグラデーションが失われてしまうため、当院ではあまり推奨していません。より乳輪を小さくしたい方は乳頭基部切開を2回に分けて行うことを推奨します。